産後の尾てい骨や鼠径部(またの付け根)の痛み|広島県福山市の整骨院・整体院なら寺岡はりきゅう接骨院

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産後の尾てい骨や鼠径部(またの付け根)の痛み

出産後に尾てい骨や鼠径部(そけいぶ)股の付け根が痛むママさんは結構な確率で当院に来られます。

・尾てい骨(尾骨)の痛み

出産時に赤ちゃんの頭が産道を通り、その頭が大きすぎるか、またはママの骨盤が小さくて、尾骨に頭が当たり、ひどい場合は尾骨がポキッと折れてしまう、あるいは、そこまでいかなくても損傷するパターンです。

当院の患者さんの場合、「ほとんどが赤ちゃんが大きかった」といわれます。
3200グラム~4000グラムでしょうか。

ママさんも骨格の大きな方なら問題ないようですが、元々が細身の方だと厳しいかもしれません。

やはり、妊娠中は10キロ以上体重が増加しないほうが無難です。

出産で尾骨を損傷しなくても、授乳時に胡坐(あぐら)、コタツ座りを繰り返すと、尾骨を痛めます。

妊娠中は体重が重いのでなおさらです。

当院ではそのような方には、まず座り方を直してもらいます。
いくら治療しても毎日、自宅で痛めてしまっては元も子もないからです。

そのうえで、骨盤を矯正してバランスを整えます。

骨盤は左右の寛骨と真ん中の仙骨という三角形の骨で構成されています。

仙骨の先にあるのが尾骨で、この周辺は女性には特に大事な陰部神経叢という神経の束が通っています。

これが生殖器を支配しているので、尾骨を骨折などすると、将来的に子宮がんの原因になったりしますから、産後のママさんのみならず、女性であれば大事にしてほしいところです。

骨盤を整えたら、同時に尾骨の矯正をします。
尾骨も動きますので正しい方向に導いていきます。

中には尾骨だけでなくて仙骨全体がゆがんで、ぼこっと後ろに突出している方もいます。

これは明らかに出産時の傷害とみられます。
出産前はこんなに出てなかったという方がほとんどです。

この突出した部分がある程度引っ込まないと痛みは取れてきません。

・鼠径部(股の付け根)の痛み

上向きで寝て 足を4の字にして、膝を下に押すと 鼠径部や恥骨が痛みます。

ここの痛みを訴えるママさんや 妊娠中の方も最近多い印象があります。
この場所にある靭帯が引っ張られたり 硬くなって痛むと考えられます。

その原因は骨盤のゆがみがほとんどです。

産後の骨盤矯正 もしくはマタニティ整体をすれば改善します。

あとは、股関節のズレ、ゆがみが原因の場合もあり、それを矯正しますが、やや難しい技術になります。

そこまですれば、ほぼ痛みが解消されます。

が、それでも改善しない場合は大腿部全面の筋肉(四頭筋 縫工筋)が硬くなってそれが影響している場合があります。

太ももの筋肉が恥骨を引っ張っている状態です。

この筋肉を緩めてやれば痛みが引くという事になります。

いずれにしても、痛みをそのまま放置すると 育児 出産に大きな影響があるので 早めに産前産後の骨盤矯正 マタニティ整体を受けるようにしてくださいね。