初産のあとにおこりやすいひざ、手首の痛み|広島県福山市の整骨院・整体院なら寺岡はりきゅう接骨院

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初産のあとにおこりやすいひざ、手首の痛み


始めての出産後、腰痛以外におこりやすい痛みとしてひざや手首の痛みがあります。

・ひざの痛み

首のまだ座らない赤ちゃんを布団やベッドから抱き上げたり、 立ち上がる時にひざ関節にものすごい負担がかかるのですが、 新米ママさんはそんなことはお構いなしに一生懸命頑張ります。

本人の知らないうちに、ひざが悲鳴を上げるのです。

床に座った姿勢から立つとき、どうしても一瞬片足になりますが、体を支えているひざには大きな負荷がかかります。 それを昼といわず、夜といわず、繰り返すのですからひざもたまったものではありません。

毎回ひざの捻挫(ねんざ)を繰り返すことになります。

自分の体重ばかりではなく、そこに赤ちゃんの重さも加わりますから、
どうなるかは時間の問題といえましょう。

その他、赤ちゃんを抱っこしたままで、床のものを取ろうと前かがみになったり。

あるいは直接ひざを床についてしまい、ひざ頭に炎症を起こしたり、日常茶飯事でしょう。

また、それらの動作は初産の場合は今までほぼ経験したことがないことなのでなおさらです。

育児の経験があれば、少々、赤ちゃんが泣いたとしても手を抜くことが経験上できたりしますが、
初めてだとそうはいきません。

・手首の痛み

初めての育児で一番酷使するのが手首かもしれません。

赤ちゃんがちょっと泣いたら抱く、ちょっと泣いたら抱く、の繰り返しになると思います。

適度に手を抜くという事が出来ませんから、まだ首のしっかりしない赤ちゃんを抱くときに、
手首には変に力が入ることでしょう。
また、おむつ替えも想像以上に手首に負担がかかります。

お尻を片手で持ち上げなくてはなりません。

手首もひざと同じように、最初は「捻挫」の状態から「腱鞘炎」や「手根管症候群」などと呼び名や症状が変わってきて重症になり、治りにくくなります。 まだ軽症のうちに手当をしなくては治るものも治らなくなり、せっかくの楽しい育児が苦痛なものへと変わります。 また、手首への負担が波及して指に及ぶと「バネ指」になってしまいます。

こうなると中々、完治が難しくなります。


ひざの痛み

ひざの痛みも手首の痛みも見た目はほとんどわかりませんから、周りにはわかりにくいかもしれませんから、余計にママさん本人にとってはダブルで辛いことです。 しかし、どちらも症状が軽いうちに治療することで、早期治癒が可能です。

これぐらいは大丈夫だろう、とか、いつか良くなるだろうと高を括っていると長く苦しむことになります。

特に膝はすぐには良くなりません。

放っておくと将来、変形性膝関節症になり、歩行さえ困難になる可能性だってあるのです。

たかがひざや手首、などと軽く考えずに自分を大切にしてください。

子育ては長く続きますし、どんどん赤ちゃんも大きくなります症状がひどくなる前に医療機関を受診しましょう。



補足

手首の痛みは原因が肩や首にあることもあります。

また、ひざの場合は股関節や骨盤に見つかる場合もあります。

そのような場合は、手首やひざなどの局所を治療しても治らないのでドクターショッピングをすることになります。

痛みを局所だけではなく、体全体に原因があるものとしてとらえて、総合的に俯瞰的に、つまり広く、客観的にみて治療し、改善につなげることが大切になります。

そうしなければ、痛み止めのシップや飲み薬などでごまかしながら辛い子育てが続くことになります。

産後は骨盤矯正に行かれる方も多いとは思いますが、その際、手首やひざの痛みがある場合は、一緒に治してもらえるようなところを選びましょう。 それがこれから長く続く育児を楽しめるのか、それともつらいものになってしまうのかの分かれ目になるのかもしれません。