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初産のあとにおこりやすいひざ、手首の痛み


始めての出産後、腰痛以外におこりやすい痛みとしてひざや手首の痛みがあります。

・ひざの痛み

首のまだ座らない赤ちゃんを布団やベッドから抱き上げたり、 立ち上がる時にひざ関節にものすごい負担がかかるのですが、 新米ママさんはそんなことはお構いなしに一生懸命頑張ります。

本人の知らないうちに、ひざが悲鳴を上げるのです。

床に座った姿勢から立つとき、どうしても一瞬片足になりますが、体を支えているひざには大きな負荷がかかります。 それを昼といわず、夜といわず、繰り返すのですからひざもたまったものではありません。

毎回ひざの捻挫(ねんざ)を繰り返すことになります。

自分の体重ばかりではなく、そこに赤ちゃんの重さも加わりますから、
どうなるかは時間の問題といえましょう。

その他、赤ちゃんを抱っこしたままで、床のものを取ろうと前かがみになったり。

あるいは直接ひざを床についてしまい、ひざ頭に炎症を起こしたり、日常茶飯事でしょう。

また、それらの動作は初産の場合は今までほぼ経験したことがないことなのでなおさらです。

育児の経験があれば、少々、赤ちゃんが泣いたとしても手を抜くことが経験上できたりしますが、
初めてだとそうはいきません。

・手首の痛み

初めての育児で一番酷使するのが手首かもしれません。

赤ちゃんがちょっと泣いたら抱く、ちょっと泣いたら抱く、の繰り返しになると思います。

適度に手を抜くという事が出来ませんから、まだ首のしっかりしない赤ちゃんを抱くときに、
手首には変に力が入ることでしょう。
また、おむつ替えも想像以上に手首に負担がかかります。

お尻を片手で持ち上げなくてはなりません。

手首もひざと同じように、最初は「捻挫」の状態から「腱鞘炎」や「手根管症候群」などと呼び名や症状が変わってきて重症になり、治りにくくなります。 まだ軽症のうちに手当をしなくては治るものも治らなくなり、せっかくの楽しい育児が苦痛なものへと変わります。 また、手首への負担が波及して指に及ぶと「バネ指」になってしまいます。

こうなると中々、完治が難しくなります。


ひざの痛み

ひざの痛みも手首の痛みも見た目はほとんどわかりませんから、周りにはわかりにくいかもしれませんから、余計にママさん本人にとってはダブルで辛いことです。 しかし、どちらも症状が軽いうちに治療することで、早期治癒が可能です。

これぐらいは大丈夫だろう、とか、いつか良くなるだろうと高を括っていると長く苦しむことになります。

特に膝はすぐには良くなりません。

放っておくと将来、変形性膝関節症になり、歩行さえ困難になる可能性だってあるのです。

たかがひざや手首、などと軽く考えずに自分を大切にしてください。

子育ては長く続きますし、どんどん赤ちゃんも大きくなります症状がひどくなる前に医療機関を受診しましょう。



補足

手首の痛みは原因が肩や首にあることもあります。

また、ひざの場合は股関節や骨盤に見つかる場合もあります。

そのような場合は、手首やひざなどの局所を治療しても治らないのでドクターショッピングをすることになります。

痛みを局所だけではなく、体全体に原因があるものとしてとらえて、総合的に俯瞰的に、つまり広く、客観的にみて治療し、改善につなげることが大切になります。

そうしなければ、痛み止めのシップや飲み薬などでごまかしながら辛い子育てが続くことになります。

産後は骨盤矯正に行かれる方も多いとは思いますが、その際、手首やひざの痛みがある場合は、一緒に治してもらえるようなところを選びましょう。 それがこれから長く続く育児を楽しめるのか、それともつらいものになってしまうのかの分かれ目になるのかもしれません。




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変形性膝関節症は進行する

変形性膝関節症は関節軟骨がすり減る病気なのですが、その度合いと症状から3つの期に分けられます。

膝の関節軟骨はある日突然に消えてなくなるのではなく、徐々にすり減っていくものです。。

なので、患者本人もよくわからないまま、進行していることが多いのです。

そのため、膝に少しでも、違和感や痛みを感じたならば、医療機関で精密検査を受けてください。

そして、今、自分の膝の内部はどうなっているのか知るべきです。

変形性膝関節症は初期 中期 末期と症状が進行していきます。

・初期
まだ痛みは弱く、痛んでもすぐになくなったりするので、あまり気にならない人が多く、まさか膝が変形しているとは思わない。

このまま、数年過ごす人もいます。

しかし、朝の歩き初めに、違和感がある、動かしにくいなどの症状はあります。

階段昇降時や正座 立ちすわりなど、膝に体重がかかると痛みが出たりします。

その痛みは 出たり 出なかったりですが、放置しておくと、だんだんと痛みが増大していきます。

もしもこの段階で毎日の生活を改め、ケアをすれば、病気の進行を遅くしたり、場合によっては止めることも可能になります。

・膝関節の状態は?
関節の軟骨がすり減り始めますから、痛みも少しずつ感じ始めます。
\
・中期
☑膝がいつも痛い。 
☑変形がはっきりとわかる(O脚変形が多い)。 
☑膝を動かすたびにグキグキ音がする。
このころは炎症が強まるため、触ると熱っぽく 腫れがみられます。

膝の中は関節軟骨が擦り切れて滑膜を刺激します。

炎症が強い場合は、いわゆる「水がたまる」という現象もみられます。

ふだんの20~50倍の関節液が溜まってきます。

こうなると、膝を曲げるのも難しくなり、はれぼったく、だるい感じがでます。

もうこうなっては、自然と痛みが収まることはありません。

・末期
進行が進むため 痛みは強くなります。

痛みがあるので動くのが嫌になります。

行動範囲が狭くなり、体重が増える人もいます。

精神的に参ってしまいます。

そのため、高齢者なら認知症になる可能性もあります。

関節軟骨はすり減ってしまうので骨同士がぶつかって当たり、骨がトゲ状になり、節くれだってきます。

外から見ても変形が明らかで、明らかなО脚になります。

ここまでくるまでに なんとかしたいものですね。


変形性膝関節症は確かに膝関節が変形する病気なのですが、

たとえ変形があっても痛みがなければ十分生活できます。

現にメチャクチャな変形があっても支障なく生活しているお年寄りはたくさんおられます。

逆に、膝を手術して 確かに変形は無くなって、まっすぐな関節になったけど、痛みは取れず、まともに歩けないという人もいます。

まずは、手術以外の保存的治療で改善を目指し、どうしても症状が改善しなければ、最後は手術という選択肢も考えてみられたらどうでしょうか。


福山市の寺岡はりきゅう接骨院から皆さまへ

変形性膝関節症に対しては、骨盤のゆがみからまずは建て直し、筋肉の再生を促す徒手療法、局所冷却、機能テーピング等あらゆる手段を使い膝の痛みに対処しております。

膝の痛み、変形でお悩みの方はお気軽にご相談ください。


腰痛 ひざ痛の人の日常生活での注意点

腰痛やひざ痛のある方に対して日常生活における注意点があります。

主婦の方にも腰痛やひざ痛の方も多いのですが 家事の中にも腰やひざに負担がかかる姿勢が多いのです。

料理をするとき
流し台が高すぎたり 低すぎたりすることが多く腰やひざには大きな負担がかかります。

台を使ったり、自分が椅子に座るなり、工夫してください。

また、片足を10~20センチの台に乗せてひざを曲げるようにすると腰にかかる負担が減ります。

なければ 漫画雑誌を重ねてもいいです。

これだけでも かなりの効果がありますからやる価値があります。

掃除
床掃除は掃除機やモップを使うことになりますが、

なるべく背筋を伸ばして行ってください。

「掃除機使用中に腰を痛めた」というのはとても多い訴えです。

また、床掃除のときは 片ひざを床について腰を落としてやりましょう。

時々立って 腰とひざを伸ばしましょう。

アイロンがけ
アイロンがけは椅子に座ってして下さい。

椅子に座り テーブルの上ですると、安定します。

重い荷物の持ち上げ方
これは一番ぎっくり腰になりやすい動作なので特に気を付けてください。

荷物を床から持ち上げる時 ひざを伸ばしたまま「エイヤっ」とやってしまうと、

腰やひざに激痛が走ったなんてことがよくあります。

こんな時は必ず、一旦しゃがんでから全身のバネを使ってゆっくりと持ち上げてください。

荷物は体の正面で持つようにしてください。

でなければ、身体をひねって持たなくてはならないので、

これまた、腰やひざによろしくありません。

そして、持ち上げる時は、

しっかり「持つぞ」という意識をもって持ち上げてください。

何気なく持った場合、ギクッとした痛みが瞬間的に腰やひざにあり、

そのまま動けなくなったなどどということもよくあります。

腰やひざに力を入れるという意識をするだけで、それがかなり回避できます。 

洗顔
これもギックリ腰の原因に多く数えられる動作です。

ただ顔を洗おうとちょっと前かがみになっただけ、

うがいをしようと上を向いただけ、

なんですけど傷める時は傷めます。

しかし、実際はギックリ腰になる場合は、全身の筋肉疲労があるときです。

ずーと疲れが蓄積していて、そのなにげない動作がきっかけで激痛にという感じです。

ですから 

最近疲れ気味だな、と感じているなら

洗面の時は、ひざを曲げてて行うと負担が減り姿勢も安定します。

ズボンや靴下を履くとき
ズボンや靴下を履いたり、脱いだりするときは椅子に座ってしましょう。

その方が腰やひざは安定します。

洋式の椅子生活を
椅子やソファーを使った生活の方が腰やひざには負担が少なくて済みます。

昔ながらのちゃぶ台・こたつ・和式便器などは、

足腰を鍛えるよいう側面はありますが、 

今の筋力のない日本人には向いていません。

すでに痛めてしまったら

なおさらです。

その他
風呂や玄関には椅子や腰かけ台を置きましょう。

つまり 

生活空間にあまり高低差がないように工夫することが大事です。

それが腰やひざの痛みを軽減して、動作の安定性を高めることになります。

そしてもしも腰やひざを痛めてしまったら、 

骨盤矯正やひざ関節の矯正(整復) はり治療がとても有効です。

変形性膝関節症になりやすい人とは?

変形性膝関節症になりやすい人とはどんな人でしょうか?

そもそも病気には何らかの原因があってしかるべきと思われますが、変形性膝関節症にははっきりとした原因がないことが多いのです。

ない?というよりわからないというべきでしょうか。

膝の変形は長年かけて徐々に移行していくものですから、いわば「生活習慣病」の部類に入るでしょう。

ですから、直接の原因がないとしても、そうなるには様々な要因があるようです。

それはたとえば以下のような事柄です。

①老化
これを言ってしまったら元も子もないかもしれませんが、これが変形性膝関節症の最大の要因とされています。

膝に限りませんが、関節を使えば使うほど軟骨がすり減っていきますから、長生きするとそれに比例して膝の痛い人は増えていく傾向にあります。

特に平均寿命は年々伸びていますから、益々、患者は増えていくのが容易に予想できます。

軟骨だけでなく、膝の場合は体重を支えるという大事な役割があります。

加齢に伴い、脚の筋肉も衰え、膝をしっかり支えることができなくなるので痛みが発生します。

また、全身の血行が悪くなるため、骨にも栄養が行き渡らなくなり、骨や軟骨がもろくなってしまうのです。

②普段の生活
和式の生活習慣、つまり、地べた生活が長いとひざは変形しやすくなります。

しゃがんだり、立ったり、を繰り返す、正座が長く続く、和式便所を使う、長い時間しゃがみ続ける、などの習慣はひざの変形を進行させます。

これらの動作はひざを深く折り曲げますが、その時、関節液(膝の栄養になります)が流れにくくなり、軟骨が栄養を受け取りにくくなるため、摩耗しやすくなります。

③体重超過
いわゆる「肥満」の人が変形性膝関節症になるリスクはそうでない場合の4倍といわれています。

ですから、肥満は変形性膝関節症になるであろう因子で間違いありません。

肥満だと何もしなくて、立っているだけでも膝関節に負担がかかります。

ましてや、歩く、走る、階段や坂を上ることは、その衝撃は膝を破壊していく原因になります。

ただし、歩行は正しく行えば、痛みを和らげる手段にもなります。

そのことについてはすでに述べています。

肥満になると大体、人間は動きたくなくなります。

そうすると、余計に体重が増えます。

体重が増えたら、膝の負担が増えるため、益々、膝の痛みが増します。

痛いと、また、動かないという、悪循環に陥ってしまいます。

④スポーツ 運動
基本的にスポーツというものは体を壊すリスクがあります。

壊すけれども、それがその人にとってはストレスの発散になるという側面もあり、一概に良い悪いは言えません。

あまり、激しいジャンプを多用するようなスポーツを長くやってきた人は変形性膝関節症になる確率が高まります。

若い時は体の回復力、筋力が強いので、痛みが出なかった人でも、年を取ると発症することが多々あります。

バレーボール、バスケットボール、サッカー、テニスなどがその代表例でしょうか。

プロの一流プレイヤーの中にも、晩年、変形性膝関節症で苦しんでいる人はたくさんいるのです。

ですから、中高年になったら、激しいスポーツはおススメしません。

年をとればとるほど、ひざは傷つきやすく、治りにくくなるからです。

⑤性差
男性と女性は圧倒的に女性の方が変形性膝関節症になる確率は高い。

発症年齢も女性の方が早いのです。

女性は40歳代から発症する人も珍しくありません。

これは女性ホルモンが関係しています。

女性ホルモンには筋肉を柔らかくして、皮下脂肪を増やす働きがあります。

したがって、男性よりも筋力が弱くなり、骨や関節を支える力が弱いのです。

また、筋肉が柔らかいため、関節が緩みがちになり、痛めてしまう機会が増えるのです。

そして、何といっても、女性の方が男性より一般に長生きです。

長く生きれるのですが、老化という側面から見れば、変形性膝関節症にかかる女性は増えて当然と言えます。


以上、変形性膝関節症になりやすい人について述べましたが、たとえなってしまっても色々な方法はあります。

福山市の寺岡はりきゅう接骨院では 変形は治らなくても痛みを減らして生活の質を上げる方法を探っていきます。

変形性膝関節症=手術 

と最初から決めつけないで、いつでもご相談ください。

手術は最後の手段にしませんか?




歩いてひざの痛みを治す

「歩いてひざの痛みを治しましょう」

とひざの痛む患者さんに言うと、たいがい

「無理です、そんなことをしたら余計にひざが痛くなってしまいます、歩くのが痛いから治療にきているんです」

と反発されます。

それはそうでしょう。

今まで散々にお医者さんや周りの人から

「できるだけ安静にしましょう」
「じっとしていてね」

と言われ続けてきているのですから。

「もし、無理して歩いたら寝たきりになりますよ」

と言われた人もいます。

でも、これ矛盾していませんか?

動かないことが寝たきりに近くなることになりませんか?

安静にすればするだけ、足腰が弱り、そのうち内臓も悪くなり、今度は脳も認知機能が低下し、最後は心臓をわるくしてご臨終 

というパターンをよく見ませんか?

人間(動物)はその名の通り 動くことで生命を保つのです。

動かないことは「死」を意味します。

これは決して大げさな話ではなく、

「廃用症候群」を知っていますか??

動かないことによってさまざまな障害が併発する

「廃用症候群」はリハビリの世界ではあたりまえの話です。

安静にするのは、命にかかわるような病気になった時と、あの世に行くときだけで良いのです。

ひざに限りませんが 関節には軟骨という組織があり、クッションの役割をしていますが、血管がありません。

なので、そのままでは栄養が入ってこないので、関節の中の関節液から栄養をもらうのです。

しかし、じっと寝ていてもその関節液が軟骨にはしみこまないのです。

体重をかけて動かすことでそれが可能になります。

正座をして立ち上がる時もジワーとしみこみます。

動かしてあげることがひざ 軟骨にとって何より大事なのです。

関節の土台になる骨も負荷をかけないとどんどん萎縮し、骨粗鬆症になってしまうことがわかっています。

宇宙飛行士が宇宙の無重力空間にいると骨粗鬆症になり、地球にもどったとき、歩くのにも困るというのは有名な話です。

そのため、宇宙飛行士は宇宙で激しいトレーニングをして、少しでも骨が痩せるのを防ぐのです。

もちろん、この理は骨 軟骨ばかりではなく、筋肉、内臓、皮膚 というかあらゆる細胞にもあてはまります。

ひざの治療のために歩くといっても、ひざが痛いのに無理して歩く訓練をするわけではありません。

痛みが軽度の場合(歩き始めは痛むが、スターティングペインといいます、段々痛くなくなる人)
杖や手押し車が必要な人はそれを使ってください。

痛くなく歩ける方法で歩いてください。

歩幅やスピードは気にせず5分から始めてください。最終的に40分が目標です。

ゆっくりから始めて、段々、歩幅を広くしていきます。

スピードも少しずつひろげてください。

ジョギングシューズか最近ではウオーキングシューズがよいでしょう。

ヒールやスリッパ・つっかけはだめです。

肘を曲げて腕を振ります。

親指を握りこまないでください(心臓を悪くする可能性があります)

痛みが中等度(正座やしゃがむことが痛くて無理だが平地ならまあまあ大丈夫 階段は痛む)
外を歩くのが可能ならばゆっくりでもいいので歩く。

足が外向きや内向きにならないように、線路の上を歩くようにまっすぐ歩く(これが結構難しい)

大体、O脚の人が多いのでつま先が外向きの人が多いのですが、これを修正して体重をかけることでひざの関節に平均に体重がかかる。

もしもゆっくり歩くのも痛むときは食卓テーブルなどに両手をついて前かがみの姿勢で足踏みをする。

一回につき100回を目安にしてください。

それを一日に5,6回できるようになったらまた、外を歩いてください。

これも40分連続歩行を目標にします。

痛みが重度の人(平地であっても歩くと痛むし、多くの場合O脚)
椅子の座面両手をついて10回足踏みする。

中等度でのべた食卓テーブルよりひざにかかる負荷が減り、痛まずにできます。

これが5~6回できるようになったら食卓テーブルでの足踏み

それが出来たら 

家中で歩く⇒外を歩く。

という順番です。

もし、痛みが増したら、逆のプロセスをたどります。

これらの3つの方法すべてで後に是非実行してほしいことがあります。

それはアイシング(氷で患部を冷やす)です。

関節の破壊は唯一、熱で起こります。

ですから、熱を取り除くことがひざの変形と痛みを防ぐことになります。

そのためには、患部を直接氷で冷却します。

必ず氷で冷やします。(体は水でできていますから水には水で対処するのが理にかなっています。)

冷蔵庫から取り出した氷は霜がついており、そのまま肌にあてると凍傷を起こします)

20分くらい(氷が溶けるまで)できれば1日3回位。

とにかく、

寝るよりも⇒体を起こす⇒座る⇒座るより立つ⇒座るよりも歩く

という具合に、重力に逆らって生活をするという事が大切になります。

福山市の寺岡はりきゅう接骨院ではひざの痛みの治療や、そのための生活指導を随時行っておりますので、お気軽にご相談ください。

私の膝痛の場合(前十字靭帯断裂)

実は私は5年前に膝の靭帯を切っています(完全断裂)。
切れたまま生活をしています。


スポーツマンがよくけがをする場所で皆さんも聞いたことぐらいはあろうかと思いますが「前十字靭帯断裂」です。

スポーツ選手なら致命傷です。

同じ膝の靭帯でも側副靭帯や膝蓋靭帯ならまだよかったのですが、よりによって「前十字靭帯」です。

これは膝が前に出るのを防ぎ、支えているので切れたら踏ん張れないのです。

その後ろに後十字靭帯というのもあります。

これは後ろにずれないように支えていますが、こちらを断裂するほうがケガとしてはマシなのです。

なぜこんな大けがをしたか?

趣味の空手のスパーリング中、脚に相手からローキック(回し蹴り)をくらいそうになり、本当は自分のすねで受けなければいけないのに、間に合わず、踏ん張って耐えてしまいました。

その瞬間、激痛と共に「ピキン」と不気味な音がして、その場に倒れこみました。

気丈にもすぐ立って臨戦態勢になろうとしたのですが、膝がガクンと震え、立てなかったのです。

「あー、これはヤバいことが起こっている、普通ではない」

と青ざめました。

その日は足を引きずって帰宅し、アイシングを施行し包帯やテーピングで固定しました。

翌朝、恐る恐る立ってみると、膝がぐらついてうまく歩けません。

でも仕事は休めないので、頑張って行きました。

この時ほど自営業の辛さを感じたことはありません。

普通、このけがをすると、膝が腫れあがり、激痛で歩くこともできないのですが、それほどでもなかったため、様子を見ることにして、犬の散歩なんかも頑張っていました。

でも、2週間、3週間と過ぎても一向にガクガク感が取れず、さすがにおかしいと思いいつもお世話になっている整形外科にてMRI検査をうけたところ、「前十字靭帯断裂」が判明したのです。

しかし、幸か不幸か、教科書どおりの症状はあまり出ず、主治医の先生も不思議がっていましたが、それが治療の遅れにつながったのです。

前十字靭帯断裂は手術が適応で、ギプスなどの保存療法では治らない(靭帯がつながらない)とされています。

話は変わりますが、私の妻もバレーボールの試合中に同じケガをしています。

夫婦そろって靭帯断裂とは仕事柄、シャレにならない話です。

妻の場合はスグに九州労災病院に行き、診察を受けました。

とても私の手に負えるものではなかったのです。

九州労災病院は膝の治療で有名です(手術が必要なほどのケガの場合です)

偶然、何かのペーパーで前十字靭帯断裂の治験を拝見したのです。

多分、専門家でもあまり知らないかもしれません。

特に前十字靭帯断裂に関しては、メスを入れずに特殊な装具(ギプス)で固定して治すというのです。

一般的な医学常識では前十字靭帯は切れたら自己再生はしないから手術しか治療手段はないという事です。


妻は、その時は内視鏡で内部を観察して、前十字靭帯のほぼ完全断裂を確認されました。

ほとんどの病院ではその場で同時に靭帯の移植手術をしますが、ここでは特殊装具で固定することにより、再生可能と判断されて、3日間入院後、装具を付けて帰宅しました。

この装具、普通のギプスとちがい、少し前後方向に動く遊びがあります。

この動きが刺激となり、切れていた靭帯が引っ付くという原理です。

この病院にはたくさんの治験があり、それを信じて頑張ってみることになりました。

ダメなら手術で人工靭帯を移植すればいいか、という考えのもとに。(私見です)

果たして、4か月以上の固定(入浴は装具を外して可能でした)後、検査を受けてみると、見事に靭帯が再生していました。

ここでスポーツ選手なら、リハビリを相当頑張るのでしょうが、妻はそこまでは望んでなくて、日常生活に不便がなければ満足というレベルでしたから、これでOK。

もちろん、100%元通りというわけではありませんが、正座もできるし、最近ではボウリングをガンガンやっています。

改めて、私の持っていた「前十字靭帯断裂は絶対手術」という固定観念はひっくり返りました。

人間の持つ治癒能力、再生能力はすごいものだなと思わされました。

担当医の先生にも大感謝です。

なぜ私が自分の靭帯断裂した膝をほったらかしにしたか?

これは単純に手術や装具固定をする時間的な余裕がなかったからです。

最悪、手術をしたら、多分、2か月は仕事に復帰できません。

サラリーマンではないので、不可能な話です。

手術を回避して、装具固定治療が間に合ったとしても、装具をつけたまま仕事は無理。

デスクワークではなく、肉体労働ですから。

もしこれが、命にかかわる病気ならば、そんなことは言っていられないですから、休んでいたと思いますが。

今現在、私は普通に靭帯のない膝で生活しています。

空手もウエートトレーニングも続けています。

もちろん無理はできません。

試合も出場できません。

極真空手の黒帯を取る、スキーの一級を取る、という目標はあきらめました。

しかし、靭帯が切れていても、しかも前十字靭帯がなくてもまだ若い人には負けないぞという思いで頑張り、できることをする。

靭帯はなくなっても、まわりの組織を鍛えることで補うことにしました。

これは死ぬまで続く鍛錬です。

今でも、痛みが出るたびに、後悔の念はあるのですが、そのたびに、当院に来られる患者さんの気持ちが分かります。

我々にはこういう経験も必要かな、と達観?しています。

もっと、患者さんの心に寄り添うように、という神の啓示?戒めかもしれません。

また一方では、自分がもう一人ほしい、そして、自分の膝の痛みの治療をしてほしいと思います。(他人はいくらでも治療できるのにナー)

自分でできる治療もありますが限界があり、手の届かない場所があります。

また、最近では自転車も始めました。

サイクリングではなくて、ロードバイクで山を登る、これまたしんどい系です。

子どものころから武道以外に経験があまりないので、スポーツを楽しくやるということができません。

これも、これからは考えを改めないといけないかもしれません。

寺岡はりきゅう接骨院から皆さまへ

皆さんも、膝のケガには十分気をつけてください。

一生、取り返しのつかないことになりかねません。

これまでに経験したことのない膝の痛みや症状に見舞われたら、まずは大きな病院で検査を受けたほうが良いと思います。

それから、当院のような治療院で治療を受けても遅くはないのです。

膝のけがはそれだけ複雑です。

当院でも、これはおかしいと確信したら専門医にご紹介しております。


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