妊娠中の痛みや不調は出産したら治る?|広島県福山市の整骨院・整体院なら寺岡はりきゅう接骨院

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妊娠中の痛みや不調は出産したら治る?

妊娠中の体のあらゆる痛みや不調は、

出産したらスカッとなくなると思っている方が多いと思いすが、

そう簡単にはいかないようです。

出産に向かって女性の体は外見のみならず 

中身も大きく変化していきます。

女性ホルモンもその一つです。

妊娠するとエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲストロン(黄体ホルモン)が増えます。

中期には胎盤からもホルモンが分泌され、妊娠を維持します。

出産後は妊娠を維持してきたこれらもホルモンが役目を終えた為 激変します。

体中のホルモンが一気に減るのですから、体がおかしくなっても何の不思議もありません。

一時的には、出産後8週間ぐらいは、まるで更年期のような体調になることもあります。

でも最初からそれが分かっていれば、あまり心配しなくてもいいのです。

子宮の回復
妊娠前はパソコンのマウス程度の大きさだった子宮ですが、

妊娠最後のころは、

長さは5倍、容積は1000倍近くにまでふくらみます。


子宮の筋肉は体中で最も柔軟性があり、回復度が高いとされています。

しかしこれも、ホルモンの力によるものです。

産後6週間かけて徐々に回復する
胎盤がはがれた子宮内膜からの出血や残留物である 

「悪露」 

ですが最初は赤色から褐色→白色になり大体6週間するとなくなるのが普通です。

おっぱいを赤ちゃんに吸わせていると子宮の回復は早い
赤ちゃんがおっぱいを吸えば吸うほど子宮は収縮して回復します。

赤ちゃんが乳首を吸うとオキシトシンというホルモンが出てきます。

これは子宮を収縮させるとされています。

非常にうまくできていますね。

体がだるくて疲れやすい
もちろん慣れない育児によるものもありますが、

やはり女性ホルモンの分泌量が出産を機に激減することが大いに関係しています。

ですから、この時期あまり無理は禁物です。

月経の再開の遅れなどが生じることがあります。

そして、日常生活に困るほどのだるさを感じるようならば、

医療機関を受診してください。

産後うつや甲状腺の病気の可能性もあるからです。

お母さんが倒れてしまうと赤ちゃんの世話もできませんから。

★そしてなんといっても、出産=骨盤がゆがむ 

ゆがんだ(開いた)骨盤を戻す必要があります。

すなわち産後の骨盤矯正をすることが大切です。

産後の骨盤矯正をすることにより、子宮の戻りが早くなります。

それが女性ホルモンの分泌を助けて、産後の体調を戻すためには大変有効です。

産後 

もしも体調がすぐれない 

腰や その他 関節の痛みがひどくて

育児に支障をきたしているならば 

早めに産後の骨盤矯正を受けてください。

出産直後は骨盤が柔らかく、動きやすいので早く治せます。

それが6カ月過ぎると動きにくくなります。

産後すぐはゆっくりして、動けるようになったらなるべく早い時期がいいでしょう。

案ずるより産むが易しではありませんが早く行動したほうが絶対にラクになります。

骨盤ベルトについて

産後にベルトを巻いている方がありますが、

これは巻き方や巻く方向を間違えると、

体調や痛みが悪化することがありますから気をつけてください。

単に巻けばいいものではなく、

ずれた骨盤を矯正してくれる方向に巻かないといけません。

それについては、専門家に診てもらわないとわからないものです。
(そんなこともわからない専門家もいますが)

ぜひ、一度ご相談ください。