産後の不調いろいろ|広島県福山市の整骨院・整体院なら寺岡はりきゅう接骨院

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産後の不調いろいろ


産後はそれまで元気で病気などとは無縁だった人にも不調が起こり得ます。

生理の再開が遅い
生理が再開する時期はとても個人差が大きいようです。

産後一か月で始まる人がいたり、一年後の人もいたりします。

母乳をあげているママは生理の再開が遅い傾向です。

母乳育児中は母乳分泌ホルモンである「プロラクチン」の分泌量が増加します。

プロラクチンは排卵を抑制する働きがあります。

そのために生理の始まりが遅れるのです。

しかし、

おっぱいをあげていると生理が来ないかというと必ずしもそうではありません。

授乳中もプロラクチンの分泌は少しずつ減っていくため、

大体出産後半年もすれば生理が始まります。

もしも、

母乳絶ちをして3カ月たっても生理が再開しない時は病院を受診してください。

プロラクチンの濃度が高すぎて排卵が起こりにくくなっている可能性があります。

産褥熱
産後ずっと38度以上の高熱が2日以上続く状態を産褥熱といいます。

その場合は細菌感染による産褥熱の処置が必要になります。

予防は外陰部を清潔にすること。

下着やナプキンは常に清潔にしてください。

そしてすぐに産院を受診してください。

便秘
妊娠中は便秘になる確率が高いです。

これは大きくなった子宮が腸を圧迫したり、

運動不足でそもそも腸の蠕動運動が少ないことによります。

あと、腹筋が弱く使えなくなっていることも原因の一つです。

それから、慣れない育児の為、生活リズムが乱れて、

排便のタイミングも狂ってしまいがちなことも一因です。

便意を感じた時はすぐにトイレに行くようにしてください。

便秘薬に頼ってしまう人もいますが、

それはあくまで一時的な対処法です。

便秘の根本的な改善のためには、

腸内環境を改善する食事、

規則的な運動も必要です。

また、骨盤を矯正することで、内臓の位置異常が改善し、

便秘も解消する人も多数みられます。

頻尿や尿もれ
便秘に限らず頻尿や尿もれも産後に多い症状です。

妊娠中に子宮が膀胱を圧迫するための症状であったものが、出産後も続く。

これは膀胱を支える骨盤底筋群の筋力低下が考えられます。

あまり頻繁ならば婦人科や泌尿器科の受診をおすすめしますが、

産後の骨盤矯正でこれらが改善することも少なくありません。

骨盤が元の正しい位置に戻ることで、

膀胱を支える靭帯や筋肉が正しいバランスを取り戻すからでしょう。
(膀胱も筋肉でできていますが)

ご自分でできるトレーニングとしてはウオーキングが有効ですが、

一番簡単なのは排尿時にいったん、おしっこを止めることです。

これが自由にできるようになったら、

多分、このような症状は良くなっています。

だまされたと思ってやってみてください。

ただし、全然改善しない時は病院を受診してください。

あまり尿もれが多い場合は外陰部が不潔になりやすいので

膀胱炎を併発することもあります。

産褥期は悪露も多いため、血液が最近を繁殖させてしまいます。

膀胱炎が悪化することでさらに頻尿が悪化してしまうことも、、、

外陰部は常に清潔に保ってください。

尿もれから膀胱炎にならないためにも骨盤底筋を鍛えることが大切です。

もしも排尿時に陰部の痛みがある時は迷わず病院を受診してください。

早めに処置すれば大事に至らず済みます。