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女性に多い片頭痛の原因
女性に多い片頭痛ですが、原因別に大きく二つに分かれます。月経前後に起こりやすい「エストロゲン性」と
血中にセロトニンが分泌されて起こる「セロトニン性」です。
何年にもわたって頭痛もちの場合、エストロゲン性のことが多いといわれています。
片頭痛は血管の収縮、拡張の異常によるものですが、女性の場合、引き金となるひとつが女性ホルモンであるエストロゲン（卵胞ホルモン）です。
言うまでもなく、女性の体は女性ホルモンの働きで月経を繰り返し、月経周期は２５～２８日です。
これにはエストロゲンとプロゲストロン（黄体ホルモン）が関与しています。
エストロゲンが多く分泌される「卵胞期」から「排卵期」を経てプロゲストロンが多く分泌される「黄体期」それから「月経」となります。
つまり一か月に二回のホルモンの変動期があるため、これがさまざまな体の不調を引き起こすのです。
片頭痛もその一つでこの影響を受けるのは確かです。
この２つのホルモンの変動によっておこるのがエストロゲン性の片頭痛というわけです。
月経前から開始後３日ぐらいは片頭痛が起こりやすく、出産後もホルモンのバランスが乱れるため、起こりやすくなります。
逆に女性ホルモンの分泌が減る閉経後はエストロゲン性頭痛は起こりにくいのですが、更年期以降は体の変化と、いろいろなストレスが多いための頭痛が増えてきます。
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