変形性膝関節症とはちがう膝の痛み|広島県福山市の整骨院・整体院なら寺岡はりきゅう接骨院

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変形性膝関節症とはちがう膝の痛み

膝に痛みや腫れがあっても変形性膝関節症とは区別するべき病気があります。
膝の痛みを起こす病気はとても多いからです。

以下に代表的な病気を挙げます。

関節リウマチ

関節リウマチは膝だけではなく、あらゆる関節で関節炎がおきます。
多くは指 手首 肘 肩 足指 足関節 膝 股関節が腫れたり 痛みを生じます。

診断基準は
▢ 3つ以上の関節の腫れ
▢ 2つ以上の関節の腫れ
▢   朝のこわばり
▢ こぶ状の腫れ(リウマイド結節)
▢ 血沈20mm以上かCRP陽性(血液検査)
▢ リウマイド因子が陽性

以上6項目中 3項目以上がある場合がリウマチの可能性あり

となっています。
女性に多く 重症になると全身の関節が破壊されることもありますから早期発見が大事です。

痛風

痛風とは、血液中の尿酸値が上がり、これが血管壁に当たるため、風が当たっても痛いといわれる激痛と腫れを生じる病気です。

圧倒的に男性に多いとされます。

痛風による関節炎は7割は足の親指に発生しますが、ときに膝にも出ることがあります。
血液検査でほぼ診断できます。

偽痛風

その名の通り痛風のような激しい症状が出ますが、この関節炎は半分が膝に起こります。

痛風とちがうところは
1 血液中に高尿酸血症がない
2 レントゲン検査ではピロリン酸カルシウムの沈着する半月板の石灰化があらわれる
3 関節液を検査するとピロリン酸カルシウム結晶が発見される

になります。

変形性半月板障害 関節ネズミ

半月板は、年齢を重ねると、摩耗したり・ちぎれたりして、関節内で引っかかりを感じるようになります。

また、関節軟骨がはがれて、そのかけらが膝のある部分にはさまってしまうのを関節ネズミといいます。

これらは変形性膝関節症の一症状ともいえます。

しかし、関節の変形が少ないのに痛みが強い場合は これらを疑う必要があります。

特発性大腿骨頭壊死症

膝の内側によくみられ、夜間痛などが特徴です。

膝の関節を支える土台が壊死して、へこんでしまいます。

レントゲンやMRIではっきりと写ります。

スポーツ障害

鵞足炎、腸脛靭帯炎、膝蓋腱炎、四頭筋炎、内側側副靭帯の損傷、etc.

いろいろありますが、老いも若きもスポーツを楽しむ人が増えたのですが、それに比例して、それによる膝の痛みを抱える人も増えています。

また、捻挫や骨折、脱臼、肉離れなどのケガから加齢により将来的に変形性膝関節症に移行することも多くなりました。

これからは、運動後のケアの必要性がますます高まることでしょう。

以上、代表的な病名を挙げましたが、いずれにしても膝の痛みは長引くことが多いので、早めに診断を受けることが大切です。

あと、膝の痛みの治療で医療機関で注射を受けた場合、その注射の傷から細菌が入り、膝に激しい痛みや腫れ、全身の発熱などがおこる化膿性膝関節炎がありますから注意が必要です。(膝への注射だけが原因とは限りません、体が疲労し、抵抗力が極端に落ちている時も可能性があります。)

また、西洋医学的な治療によって膝の痛みが改善しない場合でも、骨盤のゆがみをただす骨盤矯正や下肢のアライメント矯正、筋膜リリースなどをすることで楽に生活することができる方がいます。

膝の痛みについてはこちらをご覧下さい