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コラム 2020年2月

交通事故によるムチウチから脳脊髄液減少症になった一例


交通事故によるムチウチから脳脊髄液減少症になった一例

自動車運転中に左横から 

突っ込まれて助手席側ドア付近を大きく破損し、

首と腰を負傷された男性(63歳)が来院されました。


すでに病院で診察を受けており、診断書では 

頸椎捻挫と腰椎捻挫で全治1週間とのこと。

病院ではX線検査を受けており 

「大したことはないでしょう、シップと鎮痛剤で様子を見て下さい」

と本人は安心しておりましたが、痛みが引かないため、当院にて加療開始しました。

みせて頂いたところ、首や腰が痛み 頭痛もひどく 吐き気がする。

まあ、これもムチウチによくある症状かと継続加療していました。

当院では画像に出ない関節のゆがみを探し出して それを矯正していきます。

ゆがみ自体はほぼ良くなり、治療サイドとしては感触は悪くなかったのですが、肝心の本人さんに言わせると、

腰の痛みはだんだんとやわらぎ、首自体も痛みは軽減したものの、

体全体の倦怠感がひどく、何もやる気がしない、とにかく眠い、 

手に力が入りにくい、めまいがある、などと言われます。 


通常のムチウチ外傷とはちょっと違う、しかもそれが3か月以上続きました。

うつ症状的なものも現れ、生気のない顔をされていました。

さすがに、おかしいなと思い、精密検査を勧めましたところ、

MRI画像診断でも異常は見つからず、もしかすると他に原因があるかもと思いました。


それで頭に浮かんだのが「脳脊髄液減少症」です。

これは脳と脊髄の周りを満たしている髄液が減ることにより、

頭痛、めまい、首の痛み、全身倦怠感などの症状があらわれるものです。

ひどい場合は布団から起き上がるのもしんどくて、寝たきりになることもあります。

髄液は脳の栄養で脊髄は髄液に浮かんだ状態で、一定量が保たれています。。

なんらかの原因により、髄液が減ると脳が正常な位置から下がってしまい、頭痛を代表とする一連の症状が出現するのです。

周りの人や医師にまで、怠けていると思われたり、気のせいと言われたり、本人にとっては精神的にもたまらないものでしょう。

・脳脊髄液減少症の原因
原因としてはスポーツや交通事故での強い外傷が主なものといわれています。

いずれにしても、髄液がどこからか漏れてしまっているのでその穴を見つけ出して、ふさがないといけません。

・脳脊髄液減少症の主な症状
立っている時の頭痛が強い

めまい

耳鳴り

強い倦怠感などこれらが ほぼずっと続きます。

・診断
MRI画像診断 シンチグラフィー ミエログラフィーなどで分かるとされますが、

専門医師や専門の施設が日本には少なく、たくさんの潜在患者がいると思われます。

・治療法
代表的な治療法にブラッドパッチ(硬膜外自家血流入療法)があります。

簡単に言えば髄液が漏れている穴に自分の血液を注入して、血液が固まるのを待つ方法です。

自家血ですから比較的安全で効果が期待できるとされています。

ただ全員に効くかといえばそれはありませんが。

ブラッドパッチは2016年か4月から保険診療として治療が受けられるようになりましたが、

交通事故の外傷として保険会社さんもだんだん認めつつあります。


この方は専門の医療機関で漏れが見つかったため、ブラッドパッチ法を受けました。

それは受傷から半年以上たってからのことです。

なかなか病院の予約が取れなかったためなのですが、

その結果、痛み、だるさ、めまいなどがほぼ改善して明るい顔で報告されました。


当院では実はこの病気が見つかったのは3人目なのですが、

交通事故患者さんが多数来られる中で見分けられるようになったのかもしれません。

もしも交通事故に遭って、数カ月たっても頭痛やだるさ めまいが改善しない場合は、脳脊髄液減少症の疑いがあるかもしれません。

頭の片隅に入れておいて損はないでしょう。

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